2024年2月27日に市立札幌病院の講演会で講演しました。「視機能を考える」という全体テーマの中で、私は「より良い視機能を目指して」というタイトルでお話しさせていただきました。一言で「見える」といっても、見え方の質は様々です。たとえ視力が（1.0）であっても、ぼやけていたり、部分的に見えないところがあったり、歪んで見えていたりすれば、見え方の質が良いとは言えません。治療に当たっては視力はもちろんのこと、それ以外の症状や所見も重視して、方針を決めることが大切であると考えています。講演会では私のほかに、視能訓練士の方からロービジョンケアの講演、作業療法士の方から視機能が低下した方におけるリハビリテーションに関する講演があり、大変勉強になりました。