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講演会で講演しました。

[2024.06.20]

2024年6月19日に講演会「VABYSMO Seminar 2024 in Hokkaido」で講演しました。私は「DME診療のアップデート~バビースモへの期待~」というタイトルでお話しさせていただきました。DMEは糖尿病黄斑浮腫(とうにょうびょうおうはんふしゅ、Diabetic macular edema)の略です。糖尿病黄斑浮腫は糖尿病の目の病気である糖尿病網膜症で視力が低下する主な原因の一つです。眼に入ってきた光を受け止める網膜の真ん中(=黄斑)が腫れることで視力が低下します。黄斑浮腫の治療にはレーザーやステロイド注射、硝子体手術、抗VEGF薬という薬の硝子体注射があり、病状に応じて使い分けますが、現在、網膜専門医が多くの場合に第一選択としているのが抗VEGF薬の硝子体注射です。抗VEGF薬は血管から血液成分が血管外に漏れるのを抑えることで、網膜の腫れ=浮腫を改善させます。バビースモは抗VEGF薬の一つで、新しい作用機序(薬が効くしくみ)をもった薬剤です。講演では薬剤の特徴と、臨床試験の結果、自身の経験症例についてお話しました。講演会では北海道大学 安藤亮先生の加齢黄斑変性に関するご講演や北海道大学 石田晋教授、札幌そうせいイーストクリニック 野田航介先生、大塚眼科 北明大州先生のお話を拝聴でき、大変勉強になりました。今後の診療に活かしていきたいと思います。

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