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講演会で講演しました。

[2024.08.25]

2024年8月24日に「第22回札幌医大眼科研究会」で講演しました。私は『いつまでやるの?抗VEGF療法、どこまでやるの?硝子体手術』というタイトルでお話しさせていただきました。抗VEGF療法は抗VEGF(血管内皮増殖因子)剤という薬剤を眼の中の硝子体(しょうしたい)というゼリー状の空間に注射する治療で、(新生血管型)加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫などで多くの場合に第一選択となります。効果の高い治療ですが、継続的な治療が必要であることが多いため、いかに負担を軽減するかが問題となります。講演では1.早期にしっかりと治療をして病気を抑えることが重要で、それが後の負担軽減につながることや、2.抗VEGF療法以外の治療法の活用、3.病状に応じて治療をお休みすることなどについてお話ししました。また、後半では加齢黄斑変性や分層黄斑円孔、黄斑円孔、黄斑円孔網膜剥離など、黄斑疾患に対する硝子体手術に関する最近の話題についてお話ししました。講演会では旭川医科大学眼科学教室教授の長岡泰司先生から『眼循環に着目した糖尿病網膜症・黄斑浮腫の病態把握と治療法選択のポイント in Hokkaido』というタイトルで、札幌医科大学循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座 教授 の古橋 眞人先生からは『脂質シャペロンと心血管・腎・代謝・「眼」疾患』というタイトルのご講演を拝聴でき、世界レベルでご活躍されている両先生のご講演に深い感銘を受けました。

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